英国、製造業向け電気料金軽減策「BICS」の申請受付を開始——最大25%減、2027年4月から適用

英国政府の「英国産業競争力スキーム(BICS)」で、対象となる製造業の事業者を特定する最初の受付期間が2026年10月1日に始まりました。申請は11月30日まで受け付けられ、適格かどうかの判定は2027年1月の第2週までに通知される予定です。BICSは電力集約型の製造業者に対し、電気料金を最大25%引き下げる制度で、再生可能エネルギー義務(RO)と固定価格買取制度(FiT)に伴う負担の免除は2027年4月、容量市場に伴う負担の免除は2027年10月に始まります。

対象は、自動車や航空宇宙などの「フロンティア」分野と、化学などの「ファンデーショナル」分野で、電力集約度が一定基準(フロンティア0.9%、ファンデーショナル2.7%)を満たす業種であることに加え、対象製品コードに該当するかどうかで判断されます。サイトの電力使用のうち対象製造に充てられる割合が25%未満なら免除はなく、25〜50%なら50%、50%以上なら100%の免除となります。免除される賦課金は1メガワット時あたり約35〜40ポンド相当とされ、2026年4月まで遡った支援が2027年に一括で支払われる見込みです。

財源は、ROとFiTの物価連動の見直し、2028年4月からの炭素価格支援(CPS)の廃止、そして国庫負担で賄う方針で、政府は家庭向け・事業者向けの請求額は増えないと見込んでいます。必要な二次立法は2026年秋に改正される予定で、影響評価も併せて公表される見通しです。対象は1万社超と見込まれており、電気料金の高さが課題とされてきた英国の製造業にとって、競争力を左右する制度となりそうです。


参照 : https://energy.drax.com/intelligence/british-industrial-competitiveness-scheme-guide/

抜粋 英国の製造業向け電気料金軽減策BICSで、対象事業者の申請受付が10月1日に始まりました。対象企業は最大25%の電気料金削減を2027年4月から受けられ、受付は11月30日までです。

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