キプロス中央銀行、Banque SBA CyprusにAML違反で75万ユーロの罰金——監督当局が規制遵守の徹底を改めて示す

キプロス中央銀行は2026年9月29日、信用機関のBanque SBA Cyprusに対し、マネーロンダリング対策の規定に違反したとして75万ユーロの行政罰金を科す決定を下しました。2023年に実施された検査で、2007年の「マネーロンダリング活動の防止及び抑制に関する法律」(改正後)の特定条項と、中央銀行が信用機関向けに出しているマネーロンダリング・テロ資金供与防止に関する指令(2019年2月発行の第5版)への不遵守が確認されたとされています。

罰則の法的根拠は同法第59条(6)項で、監督対象機関が法令や関連指令に従わない場合に中央銀行が措置を講じることを認めています。中央銀行は、最終決定の前に当該機関へ説明の機会を与えたうえで、行政法の手続きと原則に従って判断したと説明しています。検査から決定まで約3年が経過しており、検査結果の確認と手続きに時間をかけて処分に至った形です。なお、違反の具体的な条項番号や、銀行側の対応は報じられていません。

キプロスは国際的な金融・ビジネスの拠点として、AML・CFT対策の実効性を継続的に問われる立場にあります。今回の処分は、中央銀行が検査結果に基づいて罰則を科す姿勢を明確に示したものであり、同国で事業を行う金融機関や、取引先として関わる企業にとっても、コンプライアンス体制の整備が引き続き重要であることを改めて印象づける事例となりそうです。


参照 : https://cyprus-mail.com/2026/09/30/central-bank-slaps-e750000-fine-on-banque-sba-cyprus

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