ベトナム、外国投資向け外国為替管理の新規則が8月18日施行——「外国投資資本口座」の概念を新設

ベトナム国家銀行(SBV)が7月31日に公布した通達第38/2026/TT-NHNN号が、8月18日付で正式に施行されました。同通達は、外国直接投資に関する外国為替管理を定めていた従来の通達第06/2019号を全面的に置き換えるとともに、間接投資向けのベトナムドン口座に関する通達第03/2025号の一部規定も修正するもので、「外国投資資本口座」という新たな概念を導入し、従来の「直接投資資本口座」「外国直接投資資本口座」という呼称を統合しました。

この見直しの背景には、2025年投資法(2026年3月施行)により、一定の条件を満たす外国投資家が投資登録証明書(IRC)の発給前に企業を設立できる新たな手続きが導入されたことがあります。従来の通達には、IRCの発給・修正前の段階で設立された企業が外国投資家からの出資を受け入れるための口座に関する規定がなかったため、制度の整合性を図る目的で外国為替管理の枠組みが再構築されました。なお石油分野の一部取引を除き、居住投資家と非居住投資家の間、または居住投資家間での資本譲渡やプロジェクト譲渡の対価は、ベトナムドンで支払う必要がある点も明記されています。

ベトナム政府は、投資登録手続きの迅速化を進める一方で、資金の流れに対する為替管理上の監督は維持する方針を示しており、外国投資家や現地に進出する企業には、新しい口座区分や取引実務への対応が求められます。今回の規則整備は、投資法改正以降続く一連の制度整備の一環であり、対内直接投資の受け入れ環境を透明化しつつ、資本移動の管理体制を強化する狙いがあります。

https://ptnlegal.com/en/circular-38-2026-tt-nhnn-key-changes-in-foreign-exchange-management-for-foreign-investment-in-vietnam/

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