MAS、金融政策を据え置き 年内2度の緩和後

シンガポール金融管理局(MAS)は7月30日(水)、今年に入って2度の金融緩和を実施した後、為替レートに基づく金融政策を据え置くことを発表した。声明によると、前回の金融政策声明以降、世界経済の成長は当初の予想よりも底堅く推移しているという。

MASは今回、シンガポール・ドルの名目実効為替レート(S$NEER)政策バンドの上昇ペースを維持する方針を示した。加えて、バンドの幅や中心水準にも変更は行わないと明言した。中央銀行は、年初と4月に実施した2度の緩和措置を踏まえ、「中期的な物価安定リスクに対応できる適切な状況にある」との見解を示した。

ロイター通信の調査によると、エコノミストの見方は分かれており、12人のうち6人は追加緩和を予想し、残りの6人は据え置きを予想していた。MASは今年1月と4月に金融緩和を行うまで、約5年間政策を据え置いていた。

シンガポールでは、他国と異なり金融政策は金利ではなく為替レートで運営されている。MASは、主要貿易相手国通貨に対するシンガポール・ドルの為替レートを非公開のバンド内で推移させ、その傾きや中心水準、幅を調整することで政策を実行している。今回の決定は、経済の回復力を見極めつつ、中期的な物価安定を重視した慎重な対応といえる。

https://www.channelnewsasia.com/singapore/subletting-hawker-centres-ban-food-prices-5257791