香港証券先物委員会(SFC)とマレーシア証券委員会(SC)は2026年7月23日、クアラルンプールでファンド相互承認(MRF)制度の拡大と、簡素化された二重IPO上場の枠組みに関する覚書(MOU)に署名しました。従来型ファンドに限られていた相互承認の対象商品を、先物型・レバレッジ型・インバース型・コモディティ型を含む上場投資信託(ETF)や不動産投資信託(REIT)にまで拡大するもので、この措置は署名と同時に発効しています。
香港証券取引所には2,900社超の上場企業・ETF・REITが、ブルサ・マレーシアには1,300社超がそれぞれ上場しており、両市場は中国本土と東南アジアをつなぐ資本の玄関口として補完関係にあるとされています。今回の合意は、マレーシアが掲げる「資本市場マスタープラン2026-2030」の一環でもあり、香港証券取引所はブルサ・マレーシアを「認定証券取引所」リストに追加しました。あわせてSCは香港の会計財務報告評議会(AFRC)とも情報共有や監査監督に関するMOUを別途締結しています。
簡素化された二重IPO上場の枠組みは2026年9月から施行される見込みで、両市場での同時上場を目指す発行体は、目論見書を含む書類一式を一本化して提出できるようになります。両当局は今回の枠組みにより、投資家にとっての投資機会拡大や、発行体にとっての資金調達手段の多様化が進むとしており、香港とマレーシアの資本市場の連携強化が今後さらに進むと見られています。
参照 : https://apps.sfc.hk/edistributionWeb/gateway/EN/news-and-announcements/news/doc?refNo=26PR111














