BVI FSC、2026年度のコンプライアンス監視計画を発表。規制の現代化を加速

英領ヴァージン諸島金融サービス委員会(BVI FSC)は、2026年3月から2027年2月までを対象とする新たなコンプライアンス検査プログラムを発表しました。この計画は、管轄区域内の金融サービス提供者が国際的な規制基準を遵守し、健全な業務運営を維持しているかを確認することを目的としています。BVIは長年、透明性の高いオフショア金融センターとしての地位を築いてきましたが、今回の監視プログラムでは特にリスクベースのアプローチが強調されており、各事業者のリスクプロファイルに応じた詳細な事後点検が行われる見通しです。

また、規制環境の現代化も並行して進められています。2026年4月には、実質的支配者(BO)登録簿へのアクセスに関連する「正当な利益(Legitimate Interest)」に基づく取引機能が導入されました。これにより、法執行機関や特定の条件下にある利害関係者が、適切なプロセスを経て情報を確認できる仕組みが整い、マネーロンダリング対策(AML)およびテロ資金供与対策(CFT)の枠組みが一段と強化されています。

BVI FSCは、詐欺的なメールや役職員を装ったなりすまし行為に対しても注意を呼びかけており、業界全体での警戒レベルを引き上げています。投資家や法人運営者にとって、これらの規制アップデートはコンプライアンス維持のみならず、BVIという管轄区域の信頼性を再確認する重要な指標となります。今後、定期的な「Meet The Regulator」フォーラムなどを通じて、当局と業界の対話がさらに深まることが期待されています。

https://www.bvifsc.vg/news/bvi-fsc-announces-compliance-inspection-program-for-2026-2027