2025年4月9日、米国防長官のピート・ヘグセス氏はパナマを訪問し、パナマ運河に対する中国の影響力を排除し、米国との安全保障協力を強化する方針を示しました。 ヘグセス氏は記者会見で、「我々は共産主義中国の影響力からパナマ運河を取り戻す手助けをしている」と述べ、パナマと米国が協力して運河の安全を確保すべきであると強調しました。
この訪問中、米国とパナマは軍事訓練の深化に関する合意を発表しましたが、パナマ政府は恒久的な米軍基地の設置は認めないとしています。パナマ政府は、運河が中国の支配下にあるとのトランプ大統領の主張を強く否定しています。
一方、米国はパナマにおける中国企業のインフラ投資がスパイ活動に利用される可能性があるとして懸念を示しています。特に、香港を拠点とする複合企業CKハチソンがパナマのバルボア港とクリストバル港に17億ドルを投資し、契約上の義務を超える投資を行ったと報じられています。
ヘグセス氏の訪問は、パナマが中国の一帯一路構想から離脱し、米国との関係を強化する中で行われました。パナマ運河は米国のコンテナ輸送の40%以上を占める重要な戦略的要衝であり、その安全保障は米国にとって極めて重要です。
今回の合意により、米国とパナマの軍事協力が一層深まることが期待されますが、中国の影響力排除に向けた具体的な取り組みや、地域の安全保障に与える影響については引き続き注視が必要です。














