キプロスは、投資ファンド分野の規制枠組みを強化するための重要な一歩を踏み出しました。これは、議会が「投資ファンド管理者法」を承認したことによるものです。今回の法改正は、投資家保護や透明性、規制の明確化を促進する重要なマイルストーンとして、キプロス投資ファンド協会(CIFA)から高く評価されています。
新法は、ファンド管理の枠組みを正式に整備し、国際的なファンドマネージャーにとって魅力的な拠点としてのキプロスの地位をさらに強化することが期待されています。CIFAは、議会の財政予算委員会、財務省、キプロス証券取引委員会(CySEC)、共和国法務局、そしてInvest Cyprusへの感謝を表明しました。
CIFAによると、新たな法制度は国際基準に準拠しており、政府の透明性と市場の健全性へのコミットメントを示すものです。この法改正は、成長を続ける同国投資ファンド分野における信頼を強化するものとなります。
CySECの最新の統計速報(2024年第4四半期)によると、キプロスには321の管理会社および共同投資事業体(UCIs)が登録されており、うち253が現在運用中です。運用資産総額(AUM)は101億ユーロとなり、前四半期比で10.21%増加。純資産価値は96億ユーロに達しています。
この堅調な成長は、UCITS、AIFs、AIFLNPs、RAIFsなど全ての投資ビークルにおいて、新規・既存ファンド双方の活発な動きに支えられています。これは、キプロスのファンド市場に対する国際投資家の強い信頼を反映しています。
CIFAのマリア・パナイオトウ会長は「今回の法改正は、投資ファンド分野の制度的枠組みを完成させる画期的な瞬間です。投資家保護の強化とキプロスの競争力向上に大きく貢献します」と述べました。また、分野の力強いパフォーマンスが「近代的で透明性が高く、成長志向の規制環境を構築してきたキプロスの長期戦略の成功を裏付けるもの」とも強調しました。
CIFAは今後、AIFおよびAIFM関連法の改正を視野に入れ、パートナーシップ法の改革にも取り組む方針です。また、国際的な認知度向上を目指し、主要市場でのロードショーを通じて、キプロスのファンド設立・管理の魅力をアピールする予定です。
さらに、EUおよび国際レベルでの規制・政策の動向にも積極的に関わり、キプロスが引き続き「安全で革新的、かつ競争力のある投資ファンド拠点」としての地位を維持できるよう尽力していくとのことです。














