深圳市民の香港訪問が100万回突破:再開されたマルチエントリービザ制度が後押し

2024年12月1日に再開されたマルチエントリービザ制度により、深圳市民は香港への訪問が容易になりました。中国国家移民管理局の報告によれば、12月1日以降、深圳市民による香港への訪問回数は104万回を超え、前年同期比で22.3%の増加を示しています。さらに、299,000件のマルチエントリービザが発行されました。

このビザ制度は、深圳市民に年間を通じて無制限の香港訪問を許可し、各滞在は最大7日間となっています。2009年に初めて導入されたこの制度は、2015年に一時中断されましたが、今回再開されました。香港政府は、この措置が観光、ショッピング、消費を促進し、香港とマカオの経済社会発展に寄与すると期待しています。

しかし、香港の小売業界は依然として課題に直面しています。2024年11月の小売売上高は前年同月比で7.3%減少し、9か月連続の減少となりました。これは、消費者の購買パターンの変化や香港ドルの相対的な強さが影響していると考えられます。一方で、訪問者数は増加しており、11月には357万人が香港を訪れ、そのうち256万人が中国本土からの訪問者でした。

このように、深圳市民による香港訪問の増加は見られるものの、消費行動や経済効果にはまだ改善の余地があると言えます。香港政府とビジネスセクターは、これらの訪問者を効果的に取り込み、経済活性化につなげるための戦略的な取り組みが求められています。

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