ストック流動性グローバルデジタルサミット」開催へ Ju.comが金融革新を主導

香港を拠点とするグローバルなデジタル資産取引プラットフォーム「Ju.com」(旧JuCoin)は、9月20日に「香港ストック流動性グローバルデジタルサミット」を開催すると発表しました。テーマは「新たな流動性、新たなエコシステム、新しい香港」で、世界各国からフィンテック業界のリーダー、規制当局の代表、投資機関、そしてRWA(リアルワールドアセット)分野の革新者が集まり、デジタル技術が伝統的な金融市場をどう変革できるかを議論します。

香港株式市場は長年にわたり流動性不足という課題を抱えてきました。取引量は過去のピークから40%以上減少しており、多くの優良企業が過小評価された状態にあります。しかし、世界的な金融緩和の流れの中、香港株は割安感を持つ投資対象として注目を集めています。Ju.comは、グローバルRWAブローカーであるxBrokersと提携し、革新的な「米国・香港株取引ゾーン」を構築。この仕組みでは「1:1実物カストディモデル」を採用し、投資家が購入する株式はすべて本人名義で直接登録される形となります。これはデジタル資産市場において極めて透明性が高く、従来型証券会社と同等の保護を提供する点で大きな特徴です。

サミットでは、RWA資産のデジタル化、香港株式の流動性マイニング、コンプライアンス構造の設計など、最先端のテーマを深く掘り下げます。基調講演やパネルディスカッション、技術デモンストレーションが予定されており、30以上の国と地域から150人以上の専門家が参加する見通しです。参加者には、世界的な投資機関のパートナーや香港上場企業のCEO、規制当局の政策立案者、ブロックチェーン技術者、Web3起業家らが含まれます。

Ju.comは今回の開催地に香港を選んだ理由について、デジタル資産規制における香港の先進的な政策環境を評価したと説明しています。「デジタル資産発展政策2.0」や「ステーブルコイン規制」といった制度が整備され、イノベーション企業に明確なコンプライアンス指針を提供していることが背景にあります。主催者は「香港は世界のデジタル金融イノベーションの重要拠点になりつつある。今回のサミットを通じて、業界の知見を集め、革新的な合意形成を進め、Web3時代の金融競争において香港の優位性を強化したい」と述べています。

このサミットは招待制で行われ、フィンテック企業の経営幹部、投資機関の代表、規制当局、学識者、業界のベテランが参加可能です。詳細や申請はJu.comの公式チャネルまたはサミット公式サイトを通じて確認できます。香港を舞台にした今回の取り組みは、デジタル金融と伝統的市場の融合を加速させる一歩となりそうです。

https://www.macaubusiness.com/ju-com-to-host-hong-kong-stock-liquidity-global-digital-summit-on-september-20-pioneering-new-era-of-financial-innovation