香港、「世界で最も自由な経済」の首位を維持——貿易の自由度は1位、規制は2位

カナダのシンクタンク、フレーザー研究所は2026年10月6日、『世界の経済自由度(Economic Freedom of the World)2026年版』を公表し、香港が165の国・地域の中で首位を維持したと発表しました。第2位はスイス、第3位はシンガポールで、スイスがシンガポールを上回る形となりました。香港の総合スコアは10点満点中8.53と報じられています。分野別では、5つの評価分野のうち「国際貿易の自由」で1位、「規制」で2位となりました。

香港政府の報道官は、今回の結果について、自由市場経済としての強みと、開放的で効率的、公正なビジネス環境が改めて認められたものだと歓迎しました。強みとして挙げられたのは、効率的な政府と清廉で専門性の高い公務員制度、中国本土と国際市場の双方へのアクセス、そして中国語と英語で運用されるコモン・ロー制度です。報道官はこれらを「一国二制度」の枠組みと結び付けて説明しました。なお、報告書は2024年のデータに基づいており、香港のスコアは近年低下傾向にあるとも指摘されています。

香港政府は国際経済の不確実性や貿易保護主義の高まりを背景に、自由港の地位、ゼロ関税政策、簡素で低い税制を今後も維持する方針を示しています。あわせて、「四つのセンターと一つのハブ」としての役割の強化と、北部都市圏(ノーザン・メトロポリス)の開発加速も打ち出しました。国際金融センターとしての評価を維持しつつ、スコアの低下傾向にどう向き合うかが、今後の注目点となります。


参照 : https://www.thestandard.com.hk/news/article/344766/HK-retains-status-as-worlds-freest-economy-as-Switzerland-edges-out-Singapore

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