バハマの内国歳入庁(DIR)は、税務手続きを一元化する新ポータル「One Tax Bahamas」を2026年9月1日に正式に稼働させたと発表しました。第一段階として、納税者が今後すべての税務・行政手続きで利用する新識別番号「バハマ識別番号(BIN)」の登録受付が開始されます。BINは法人だけでなく、バハマ国内に不動産を所有する個人・団体、輸入業者、政府サービスの利用者にも取得が求められる、幅広い適用対象を持つ番号です。
これまでバハマでは付加価値税(VAT)、事業免許、不動産税などが別々のシステムで管理されており、納税者にとって煩雑な手続きが課題となっていました。政府はOne Tax Bahamasの導入を、税務プロセス間の連携を強化し、正確性とコンプライアンスを高め、紙ベースの手作業への依存を減らすための、より広範なデジタル改革の一環と位置づけています。既存の納税者番号(TIN)は当面VAT登録の識別に使われ続けますが、今後は上位概念であるBINに紐づけられる形になります。
実装は段階的に進められる予定で、VATおよび事業免許関連の機能は2026年11月から順次移行が始まり、事業免許の2027年更新にはBINの取得が必須となります。第4四半期分のVAT申告は既存システムのまま行われますが、2027年第1四半期以降の申告はOne Tax Bahamas経由に切り替わる見通しです。不動産税機能の移行は2027年を予定しており、当局は企業に対し早期のBIN取得と既存アカウント情報の照合を呼びかけています。














