香港特別行政区政府は、中国証券監督管理委員会(CSRC)と香港証券先物委員会(SFC)が2026年8月3日に発表した新たな10項目の措置を歓迎する意向を示しました。財政司長のポール・チャン氏によると、今回の措置はクロスボーダー上場、上場投資信託(ETF)、指数連携、人民元建て先物商品、本土専門資格の取得手続きの簡素化、金融規制当局間の協力強化など、幅広い分野をカバーしています。行政長官のジョン・リー氏は、両市場のつながりを一層深めるものだと述べています。
この動きの背景には、香港が国家の「第15次五カ年計画」に沿った独自の五カ年計画の策定を急いでいる事情があります。人民元の国際化と国境を越えた資金移動の促進が政策上の重点分野とされており、香港を本土市場と世界の資本をつなぐ結節点として位置づける狙いがあります。CSRCとSFCはそれぞれ本土と香港の証券・先物市場を所管する規制当局であり、両者の協調は制度面での垣根を下げる効果を持ちます。
香港政府と両規制当局は、今後この10項目の措置を積極的に実施していく方針を示しています。人民元建て先物商品の拡充や指数連携の強化は、本土・海外双方の投資家にとって新たな投資機会を生み出すと期待されており、香港が「一国二制度」の枠組みの下で本土の後ろ盾と国際的な結びつきという二重の強みを発揮し続けられるかが、今後の焦点となりそうです。関係機関は本土の関連部門と緊密に連携しながら、実施のスピードを上げていく考えを示しています。














