招商銀行証券、香港で仮想資産ライセンス取得し暗号通貨市場へ進出

中国招商銀行(China Merchants Bank、以下CMB)の証券部門であるCMB International Securities(CMBI)が、香港の証券先物委員会(SFC)から仮想資産ライセンスを取得し、香港初の中国本土系ブローカーとして仮想通貨関連サービスに乗り出すことが明らかとなりました。ライセンス取得は7月14日付で、CMBIは取引・カストディ(資産の保管)・アドバイザリー(助言)業務を含む幅広い仮想資産サービスの提供が可能になります 。

北京は香港を暗号資産ハブとして支援する姿勢を示していますが、本件により本土の投資家が直接香港で仮想通貨取引を行える訳ではなく、中国本土では依然として取引が禁止されているため、このライセンスは香港市場における合法的なサービス提供を目的としています()。香港Web3協会の共同議長ジョシュア・チュウ氏は「CMBIは香港のダイナミックな暗号市場へ規制された形でのアクセスを得たが、本土参加は認められず、法的制約とのバランスを反映している」とコメントしています 。

さらに、香港では8月1日より施行予定の新たなステーブルコイン規制があり、法定通貨に裏付けられた仮想通貨の発行者にもライセンス取得が義務付けられることになります()。CMBIをはじめとする本土系ブローカーは、グローバル投資家向けに香港拠点での仮想資産サービス提供を目指しており、香港の国際的な金融プラットフォームとしての地位強化に貢献する動きが加速しています()。

このライセンス取得は、CMBIおよび中国招商銀行にとって仮想通貨市場への本格参入に向けた重要な一歩と言えるでしょう。香港ではこれまでも本土系金融機関が国際市場対応を進めてきましたが、デジタル資産領域においてもその流れが加速。今後、香港がグローバルな仮想資産ハブとして海外投資家や金融機関を引き付ける動きが注目されます。後述するステーブルコイン規制と併せて、香港の法制度がデジタル資産市場の拡大にどう対応していくかが焦点です。

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