香港財政長官のポール・チャン氏は1月8日、インドネシアで開催されたシンポジウム「Think Business: Think Hong Kong」において、同国企業に香港の資本市場を活用する利点を訴えました。東南アジア最大の経済国であるインドネシアの政府関係者やビジネスエリートに対し、香港の近代的な資本市場と中国本土へのアクセスの強みを強調しました。
香港の魅力と呼びかけ
ポール・チャン氏は、「インドネシア企業が香港証券取引所に上場すれば、国際的および中国本土の資本を活用できる」と述べ、地政学的な緊張が高まる中での事業多角化の動きにも触れました。また、香港の管理・財務サービスやロジスティクス分野での支援が、インドネシアの「2045年開発計画」におけるインフラプロジェクトの資金調達に適していると強調しました。
インドネシアの課題と意見
一方で、香港に対する認知不足が課題として浮上しています。インドネシア商工会議所の副会長であるブライアン・チャン氏は、「中規模企業は香港への投資に関心が薄い」と指摘。シンガポールがインドネシア企業にとってより馴染み深いことが理由の一つとして挙げられました。
両国の関係強化の動き
今回のシンポジウムには、香港から100人以上の代表団が参加。財務、技術、スタートアップ分野の専門家が含まれており、現地の投資家や企業との関係構築を目的としました。また、ポール・チャン氏はインドネシア政府関係者との会談で、貿易や金融分野での協力強化を提案しました。
香港の次のステップ
専門家は、香港がインドネシア企業へのプロモーション活動を強化し、相互理解を深める必要があると提言しています。香港は2023年にインドネシアへの外国直接投資でシンガポールに次ぐ第2位を記録しましたが、さらなる市場開拓には長期的な戦略が求められています。














