G7外相は、香港で民主活動家として知られるジミー・ライ氏に対する有罪判決を強く非難する共同声明を発表した。声明は、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、イギリス、アメリカの各国外相とEU外務・安全保障政策上級代表の連名で出され、2025年12月15日に下された判決を問題視している。ジミー・ライ氏は、香港国家安全維持法(NSL)に基づき起訴され、有罪と判断されたが、G7はこの一連の司法手続きを、表現の自由や報道の自由を深刻に侵害するものだと断じた。
声明の中でG7は、香港における権利、自由、そして高度な自治が継続的に損なわれていることに強い懸念を示している。とりわけ、表現の自由や意見の自由、メディアの自由は、香港の基本法に明記された中核的な価値であり、本来であれば法的に保障されるべきものだと強調した。ジミー・ライ氏は長年にわたり民主化や言論の自由を訴えてきた人物であり、今回の有罪判決は、個人の問題にとどまらず、香港社会全体の自由な言論環境に対する象徴的な打撃だと受け止められている。
G7は、香港当局に対し、国家安全維持法を用いたこうした訴追を直ちに終わらせるよう求めるとともに、ジミー・ライ氏を速やかに釈放するよう強く要請した。今回の声明は、香港の司法や政治状況が国際社会から厳しく注視されていることを改めて示すものであり、中国と欧米諸国との関係にも影響を及ぼす可能性がある。今後、香港の自由と法の支配がどのように扱われるのか、そして国際社会がどのような対応を続けていくのかが、引き続き大きな焦点となりそうだ。














