キプロスのエネルギー・商務・産業大臣ジョージ・パパナスタシウ氏が、ドバイ商工会議所の後援のもと開催された「キプロス・ビジネス評議会」の第一回年次総会で行った演説は、両国関係の新たな節目を象徴するものとなった。大臣は冒頭で、キプロスとアラブ首長国連邦(UAE)の関係深化に向けこの場に集った参加者、そして来場のために国外から訪れたビジネス関係者への感謝を述べた。会場を提供し継続的に支援してきたドバイ商工会議所およびドバイ・シリコン・オアシスのチームにも深い謝意が表明され、今回の取り組みが強固なパートナーシップの上に成立したことが強調された。
今回の評議会発足の背景には、今年1月にアブダビで開かれたInvestopia Conferenceでの議論がある。そこでパパナスタシウ氏とUAE経済大臣が、良好な二国関係を実際の経済協力へと結びつけるための具体策を検討し、その成果が本総会として結実した。大臣は「政策レベルと実務レベル双方で強いコミットメントがあれば、結果は迅速に表れる」と述べ、今回の組織設立がその証拠であると語った。
キプロス・ビジネス評議会は、両国の企業・投資家・イノベーターが交流し、知識を共有し、共同プロジェクトを創出するための体系的なプラットフォームとして機能する。また、持続可能な成長や技術移転、双方の繁栄を促すための場として期待されている。大臣は、ドバイ商工会議所と在ドバイ・キプロス貿易センターによる尽力を称え、この構想の実現に不可欠だったと強調した。
さらに、今回の評議会が公的機関と民間セクターが協力して長期的な利益を生み出す成功例であるとし、設立メンバーや初代理事会の選出に尽力したビジネスパーソンたちの団結と専門性を讃えた。その上で、大臣は評議会が今後、エネルギー、イノベーション、グリーン技術、観光、海運サービス、インフラ、食糧・水資源、デジタル資産、デジタル変革など多岐にわたる領域で協力を活性化し、地域と国際社会に影響を与えるネットワークへと発展させることへの期待を示した。
キプロス政府としても、この取り組みの成功に向けて全力で支援を続ける意思を再確認し、今後もUAEの関係機関と緊密に連携していく方針を明言した。
最後に大臣は、本評議会の誕生に関わったすべての関係者に祝意を示し、これから訪れる成果や節目への期待を語った。両国の経済と友情を強め、共通の未来を築くため、今回の取り組みが長期的なパートナーシップにつながることへの強い信念を示して演説を締めくくった。














