プルデンシャル、新規事業利益が香港需要で12%増

英保険大手プルデンシャル(Prudential Plc)は、2025年上半期の新規事業利益が前年同期比12%増の12億6000万ドルに達したと発表した。香港特別行政区をはじめ、インドネシアなどアジア主要市場での堅調な需要が業績を押し上げた。発表によると、為替影響を考慮した新規事業利益は、前年同期の11億2000万ドルから拡大しており、中間配当も13%引き上げられた。

プルデンシャルと同業のAIAグループは、香港や中国本土に加え、他のアジア市場でも存在感を強めている。プルデンシャルのアニル・ワドワニ最高経営責任者(CEO)は、「この勢いを下半期以降も維持し、2027年の財務目標達成に向けて確かな軌道にある」と自信を示した。

市場別では、香港の新規事業利益が16%増の5億4000万ドルとなり、本土からの訪問者と地元顧客の双方の需要が寄与した。規模はまだ小さいものの、インドネシアでは健康保険の販売が好調で、新規事業利益は31%増の5100万ドルに拡大した。こうした結果を受け、プルデンシャル株は香港市場で一時2.1%上昇し、ハンセン指数の1.2%下落とは対照的な動きを見せた。

同社は2023年に新たな成長戦略を打ち出し、2027年までに新規事業利益を2022年の22億ドルから最大54億ドルに倍増させる計画を掲げている。また、2026年には5億ドル、2027年には6億ドル規模の自社株買いを予定しており、株主還元の強化にも取り組む。アジア市場での保険需要の拡大が続く中、プルデンシャルの成長戦略が今後どこまで成果を上げられるか注目が集まる。

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