ベトナム統計総局の最新データによると、2025年10月、全国で約1万8,000社の新規企業が設立された。登録資本金は17兆2,500億ドン(約66億米ドル)、雇用者数は9万3,600人に達した。前年同月と比較すると、新設企業数は26.5%増、資本金は12.3%増、雇用者数も16.3%増と、経済活動の勢いを示している。
一方で、1社あたりの平均登録資本金は9億6,000万ドンで、前月比2.6%減、前年同月比11.2%減少した。また、休業から再開した企業も1万1,600社と、前月比7.9%増、前年同月比33.9%増を記録。経済環境の改善を背景に、多くの企業が再び市場に戻りつつある。
ただし、同月に事業一時停止を届け出た企業は6,065社と、前月比32.9%増、前年同月比11.2%増となり、依然として経営環境の厳しさをうかがわせる側面もある。
2025年1〜10月の累計では、新規設立企業は16万2,900社に達し、登録資本金は1,590兆ドン、従業員数は96万7,600人。いずれも前年同期比で約2割前後の増加を見せた。平均登録資本金は9億8,000万ドンで、前年同期比1.4%増。さらに、25万5,900社が事業を再開し、こちらも26.5%増加している。
一方で、同期間において一時休業に入った企業は10万5,400社(14.4%増)、解散手続き中の企業は5万8,400社(8.3%減)、解散を完了した企業は2万6,800社(54.5%増)と、淘汰の動きも並行して進んでいる。
ベトナムでは新規設立企業と再開企業の増加が経済の回復基調を示す一方で、一時停止や解散も増加しており、競争環境の厳しさが浮き彫りになっている。今後は企業支援策の強化や市場環境の安定化が、持続的な成長の鍵となりそうだ。














