英領バージン諸島(BVI)の金融サービス委員会(FSC)は、法人に義務付けられている実質的支配者(ベネフィシャル・オーナー)情報の登録に関する移行期間を6ヶ月延長し、新たな期限を2026年1月1日とすることを発表しました。この措置は、2025年初頭に施行された改正BVIビジネス会社法に基づく新しい報告義務への対応を支援するものです。
今回の改正では、全てのBVI法人が実質的支配者、株主名簿、および取締役サービス提供者の情報をレジストラに提出することが義務付けられています。特に、10%以上の所有権または管理権を持つ個人を特定し、正確な情報を維持する法的責任が法人側に課されるようになりました。これまでは登録代理人がAML(アンチマネーロンダリング)規則に基づいて収集していましたが、今後は法人が直接、正確な情報をレジストラへ報告し、変更があった際も30日以内に通知する必要があります。
この延長措置は、2025年1月2日以前に設立された既存の法人が対象です。一方で、同日以降に設立された新規法人については、設立から30日以内の報告義務が引き続き適用されます。当局は、この猶予期間を利用して、免税対象の拡大を含む細部の調整を進める意向です。BVIで法人を維持している投資家や企業は、この期間内に最新のコンプライアンス基準に適合するよう、情報の整理と提出準備を完了させることが推奨されます。














