キプロス、2026年欧州理事会議長国就任を控え海運セクターの競争力を強化

キプロスの海運業界は、2025年を通じて国内GDPの約7%に相当する19億ユーロを創出し、世界有数の海運センターとしての地位を改めて証明しました。現在、キプロスは欧州で5位、世界で14位の商船保有量を誇り、世界の全船団の4%以上を管理しています。特にリマソール港は東地中海の要所として機能しており、インフラの拡充とデジタル化が進められています。

2026年にはキプロスが欧州理事会の議長国に就任する予定であり、これに伴い海運分野が欧州全体の政策アジェンダでさらに重視されることが期待されています。政府は、海運とテクノロジーを融合させたデジタルヘルス、FinTech、エネルギーソフトウェアなどのスタートアップ企業を支援し、伝統的な海運業にITイノベーションを取り入れる戦略を推進しています。これにより、既存の海運会社に加えて、世界中からIT系ファウンダーが集まる多角的な経済構造へと進化を遂げつつあります。

また、金融面ではキプロス証券取引所(CSE)の民営化プロセスが2026年から開始される予定で、アテネやインドの取引所との提携を通じた市場活性化が図られています。堅実な公共財政と低い政府債務コストを背景に、キプロスは不確実な国際情勢の中でも、海運と金融を両翼とする強靭な経済成長を維持する見通しです。

https://cyprus-mail.com/2026/06/11/cyprus-shipping-strengthens-global-standing-as-sector-contributes-e1-9-billion